2007年8月6日(月)
第39回 オールデンタル
Score
北海道医療大学 10
福岡歯科大学


チーム打率
北海道医療大学
1 (三→投) 5 2 3 1 0 0 0
2 (遊) 中澤 5 0 1 1 1 0 0
3 (二→遊) 伊藤 4 0 1 0 0 0 1
4 (一) 久我 3 1 0 0 0 2 0
5 (捕) 三田 4 1 0 0 0 0 0
6 (右) 大竹 4 0 0 0 1 1 0
7 (DH) 石川 4 2 1 0 0 1 0
 三 高崎 0 0 0 0 0 0 0
8 (中) 藤原 5 2 2 2 0 0 0
9 (左) 中村 4 2 2 4 0 0 0
(投) 佐藤
38 10 10 8 2 4 1 0.263
                   
福岡歯科大学
1 (遊) 4 0 0 0 2 1 0
2 (左) 森本 2 0 0 0 0 0 0
 左 神内 3 0 1 1 0 0 0
3 (中) 田中 5 1 1 0 0 0 1
4 (捕) 毛利 4 1 2 1 1 1 0
5 (投→二→三) 山田 3 1 0 0 1 1 0
6 (三→投) 盛根 3 0 0 1 1 0 0
7 (一) 和智 4 0 3 1 0 0 0
8 (二→三) 松浦 2 0 0 0 0 0 0
 打 荒井 1 0 0 0 0 0 0
 三 高田 0 0 0 0 0 0 0
 打 河野 1 0 0 0 0 0 0
9 (右) 濱田 4 1 2 0 1 0 1
36 4 9 4 6 3 2 0.250



 大会第1日(8月1日) 第2試合 @松本市野球場

 31日に空路で松本入り、宿泊はJRで30分ほどくだった 諏訪湖西岸の岡谷市。
前日のミーティングで、部員+マネージャー全員が、ひと言メッセージを語りながら いいムードで試合当日を迎えられた。相手は デンタル2連覇中の北海道医療大学。

 展開は上記の通りです。スコアは手元にないので、大きな流れ程度の報告になります。
点差以上に競った試合で、6回以降は 完全に押していました。
 どちらも四球やエラーが絡んだ回にビッグチャンスを迎え、そのまま得点に繋がっています。
ビッグチャンスをそのままビッグイニングにできたかどうかの差が、大差の点差に開きました。
 北医療さんは、9番バッター(筆者の目にはストレート系しか打てなさそうなバッターにみえた)が、チャンスで二度タイムリーを打ったのが大きかった。また、1年生の1番バッターが ライト線1回、レフト線2回とファールラインぎりぎりにきちんと落とす長打を放つなど、高度の技術を見せ付けられた気がします。
 本校は、同様のチャンスで 痛烈な左中間の当たり(1年荒井)が逆風で押し戻されて好捕されたり、走塁ミスが出たりで あと一押しができず、小得点にとどまりました。
 紙一重の差に見えますが、これをひっくり返すところまで行くには かなり大きな差だと思いました。

 チャンスメークまでの組み立てや守備力では、相手チームを上回っていましたし、ベンチからの声など チームの雰囲気は 勝ちゲームのような勢いがありました。それを踏みとどまった相手チームをやはり誉めるべきでしょう。
 2年前は、準決勝で 試合巧者ぶりにしてやられた感がありましたが、このゲームはがっぷり四つで戦えたと思います。
 9番の濱田君は、三塁方向 そして 1塁方向と 二度のセフティバントを成功させ、相手の内野陣を浮き足立たせました。前日、彼にDHを使うかどうかという可能性まで考え、次に打順も7番より8番がいいか?という議論をした7番の和智君が 4打数4安打の大当たり(タイムリーの長打を含む)で、相手チームから ”あの7番は しょうがない。好きにさせとけ。”という声が 試合中にかかりました。先発の1年レフト森本君に途中から交替し、神内君は 代打で出た5回に 得意の右打ちでタイムリー2点打を叩き出し、結果的に 彼の一打で コールドを免れた形になっています。
 筆者の目から見ても この3人は、よく練習していたと思います。和智君は、考え込みすぎるところがあるのを 吹っ切れたように 思いきったプレーができたのが、よかったように思います。初回 例の1年生1番(左打者)の強い1塁ゴロが いきなり飛んできて、好捕したのも 彼にとってのいい流れをつかんだきっかけになったのでしょう。好捕した後、緊張のせいか 1塁ベースを 三度踏み直していたのを チームメートに 大いにからかわれていましたが・・・・ 

 出発前の土曜日の練習試合のミーティングでも言ったことですが、
”初物の相手にきちんと結果が出せる選手は いい選手です。どういう状況でも 自分のプレーを見失わない 技術力と精神力があるからです。日頃の練習も含めて、いい鍛錬ができている証拠でもあります。”
 結果を残した選手達には 心よりおめでとうを言いたいし、そうできなかった選手達には うまくいかなかった原因を それぞれに分析していただき(コンディションか、技術か、精神力か、etc)、捲土重来を期待しています。

 エースが退いた後、2番手の1年生ピッチャー 盛根くんも ピンチをよく凌いで 最少得点に相手を封じ込めました。
 センターの田中主将が 強肩を自重し、遊撃手と中継して 3塁での封殺をみせましたし、相手チームが試合巧者らしく 2,3塁のチャンスで 内野ゴロの間に 二人目がかえろうとする場面で きちんと2人目のランナーを牽制する守備もできていました。

 残念な方では、レギュラーの2塁の遠藤君(2年)が出発直前の練習で骨折したことと、5年生の林君が 急性化膿性扁桃腺炎で 試合前の1週間ほど ろくに食事もできないコンディションであったこと。
遠藤君の穴は、松浦君が急遽2塁に回り いい守備もして よく埋めていましたが、再三のチャンスで 1本が出なかった 林くんの穴は いかにも大きかった。彼も守備では、いいプレーをみせていましたが、打者としては 明らかに九歯戦での練習試合の頃と比べると 振れていませんでした。
 来年こそ、ベストのコンディションでデンタルに行けるように 練習とコンディション調整のバランスのとり方も大きい課題です。

 骨折でプレーはできなかったが、野球をよく知っている遠藤君が、1塁コーチで適確な指示を9回通して出していましたし、相手ベンチ前の嫌な場所で OBの柳迫3塁コーチも 攻撃陣にとてもいい雰囲気を作ってくれていました。コーチャーの走塁関係の指示ミスは、一度もありませんでした。

 16名の選手のうち、ゲームに出られなかったのは、骨折の遠藤君と2年生の小山君のみで、ほぼ全員を使い切って、先発と控えの力量差を感じさせないほどに 個々の能力を引き出してくれた OBの竹中コーチ(彼が指揮を執った)の手腕も見事でした。

 劣勢の中でも 最後まで 相手チームにプレッシャーをかけ、逆転の期待感を持ち続けられるだけの 充実した戦力になったのは 大きな成長ですが、優勝校クラスに 勝つということを 実現させるには、大きな紙一重の差を乗り越える鍛錬が必要でしょう。生やさしいことではありませんが、どこが欠けているのかを 自分たち自身で あるいはOBたちに 問い掛けながら、これから また1年後を見据えて 秋・春のリーグ戦で いろんな可能性を試しながら精進して欲しいものです。


 森本くんの打席。途中交代し、ベンチに退いた後も 非常にいい声が出ていた。
追いついた左翼の大飛球をグラブに当てながら 取れなかったのが、心残りでしょう。ライン際に再三落としてきた フライを 俊足を飛ばして よく追いかけていました。
 ファータータイプのいい選手です。


 9点取られた後の 気楽な状況とはいえ、ナイスピッチングだった 盛根投手。
彼の快投は、エースにもいい刺激になったのでは?
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