2009(平成21年)春

1位 長崎大 ★1、 2位 西工大、3位 久工大、4位 九歯大、5位 福歯大(3勝7敗)、6位 福県大

※ 平成18年秋以来 久々3年(5期ぶり)の5位。
 ピッチャーを育てるための試練を自ら買って出た結果で、この代償は将来のゲインとして取り返せばよい。

打率
 リーグ9位
  山田 謙介 選手   0.346


ベストナイン

  山田 謙介 選手(三塁手)


    ¶ これまで賞に恵まれなかった 山田・毛利バッテリーだが、一足先に 山田が受賞。
      リーグ戦の強豪校 御三家(優勝回数の順に 久工大、西工大、長崎大)の部長や監督・コーチから
     お誉めの言葉が掛かるほどの投手に成長したが、内野手として受賞しているのには アイロニーがある。
      これは次世代の投手を育成しようというチャレンジ精神の賜物。

     リーグ4位キープとどちらが嬉しいかと言われれば、迷いなく ベスト9を選ぶ。
     野球はチームのパフォーマンスが最高の栄誉であるべきで、あの王選手も現役時代に ”フォア・ザ・チーム”
     を常に強調していた。そういう批判は分かるが、これまで4年あまり部長をして感じるのは、
     「リーグ戦は確かにレベルは高いが、野球部の最終目標はあくまでもデンタルにあり、そこで
      結果をマキシマムに持っていかないと チームのレベルだけ上げても 誰も振り向かない」ということ。
     
     加えて、以下のexcuseも挙げることができる。
     1) 賞に縁遠い 名プレーヤーへの深い感傷はもちろんある。
         リーグ首位打者を得ながら、投手オンリーでの実績のため ベスト9に選ばれなかったOBもいるくらいだから。
         現在の選考基準ならば、1試合 素人ピッチャーでよいから、誰か適当に先発させて、1回内野手で先発させて
         賞を取らせる温情くらいはかけただろう。

     2) 4位も長く続けると 有り難みがなくなる。
         知らぬ間に陥りやすいマンネリを避けるためにも、一度、落ちて悔しさを味わう方がいい。
         それをバネにする方がいい。

     3) 将来の可能性に投資した チームの英断を評価したい。


打率
 山田は ベスト10に入っているはず。2009秋のリーグ戦のパンフレットにおそらく載るだろうから、
 確定したら、紹介する。

2007年


部長名 岡村 和彦  監督名 吉田 智治  コーチ名 竹中 淳
コーチ名 柳迫 利宗  コーチ名   コーチ名  
コーチ名   主将名 松浦 徹   主務名 森本 康裕 

位置 背番号 学年 投・打 身長(cm) 体重(kg) 出身校
1 投手 18  山田  謙介 5 右・右 174 65 奈良学院
2 投手 4  盛根  将隆 3 右・右 177 85 浦 添
3 投手 11  森本  康裕 3 左・左 170 63 広島工業大学
付属広島
4 捕手 6  毛利  収孝 5 右・右 171 73 岩 田
5 内野手 3  和智  貴紀 6 右・右 176 60 福大大濠
6 内野手 8  高田  俊輔 6 右・右 166 57 豊 岡
7 内野手 2  梶原  弘一郎 5 右・右 162 60 帝京第五富士
8 内野手 10  松浦  徹 4 右・右 172 56 山 口
9 内野手 13  遠藤  聡 3 右・右 164 67 浜 田
10 内野手 14  荒井  太輔 3 右・右 172 73 明治学園
11 外野手 7  田中  利幸 6 左・右 168 60 青 雲
12 外野手 25  神内  佑介 6 右・右 170 59 徳 山
13 外野手 21  濱田  広之 6 左・左 171 59 福大大濠
14 外野手 19  河野  真輝 6 右・右 170 57 多々良
15 外野手 9  小山  拓真 4 左・左 165 55 福大大濠
16 外野手  15  安里   啓  2 右・右  171 73 昭和薬科大学附属 
17 外野手 23  三島   卓生  2 右・右 175 67 県立平田 
18                  
19                  
20                  
21                  
22 マネージャー    高田  奈美 6        城 北
23 マネージャー    近藤  智香 6        徳島文理
24 マネージャー    福重  綾乃 5        鶴 丸
25 マネージャー    蘭  満紀子 3       八女学院
26 マネージャー    木下  真梨子 3       明治学園
27 マネージャー    緒方  佳代子 3       熊本第一
28 マネージャー    佐々木  智江 3       広島ノートルダム
清心
29 マネージャー    財部  由唯 2       都城泉ヶ丘
30 マネージャー    富松  瀬莉奈 2       東筑紫学園


           2009春季リーグ打撃成績

打数 打点 犠打 打率
山田 謙介 26 12 10 6 3 11 8 0 0.385
森本 康裕 12 2 4 0 1 0 2 0 0.333
安里 啓 34 4 10 5 6 5 0 1 0.294
毛利 收孝 29 4 8 10 5 8 3 0 0.276
三島 卓生 29 3 8 6 3 3 4 2 0.276
松浦 徹 33 9 9 3 5 9 6 0 0.273
小山 拓真 18 2 4 2 5 5 3 2 0.222
荒井 太輔 34 8 6 10 4 7 3 1 0.176
盛根 将隆 33 3 3 5 7 7 0 0 0.091
遠藤 聡 24 6 1 0 7 9 7 1 0.042
梶原 弘一郎 6 1 2 1 1 0 0 0 0.333
河野 真輝 2 0 0 0 1 0 0 1 0.000
田中 利幸 3 0 0 0 0 0 0 0 0.000
Team 283 54 65 48 48 64 36 8 0.230

チーム内のベスト3相当の選手に青で色を付けてみた。
主観的なイメージと比較して、客観的な表を作ってみると いろいろ気づかされることの多い表だ。

1. 2008春季リーグの成績と 同一選手を比較して、
  四球を選ぶ能力、盗塁能力が向上した選手が かなりいる。
   この表の中で、遠藤の成績は まさにその典型像である。この打率(失礼)でこれだけの四球を選んでいること、
  山田に続き、チーム内盗塁数2位は 特筆に値する。遠藤より足の速い選手で、盗塁数で置いて行かれている
  選手は工夫の余地があるだろう。遠藤については、骨折のハンディがあり、打率が上がらなかったのだと思う。
   最終節など、打撃フォームは いい感じになって、いつでもヒットが出そうな気配だった。犠打の数を増すと
  相手にとって もっと嫌なタイプのバッターになるだろう。

2. 山田は打率以外の部門も ベスト9に恥じない成績を残し、改めて 攻撃における総合力の極めて高い選手だと
  実感させられる。

3. 毛利の打点の多さは、チャンスに強いバッターというイメージ通りの結果。
  春はあまり打っていないイメージの荒井は、毛利と同じ打点数で、打てなくても 4番としての意地を十分に見せた。

4. 安里、三島の成長は、素晴らしい。三島は下位ながらチーム第3位の打点数で、これまたしぶとい打撃をする
  イメージにマッチする。三振数の少なさも頷ける。2人とも いつでも3割は打てる自信が付いただろう。
  いずれリーグ戦でのベスト9を狙ってほしい。

5. パワーヒッターの荒井の三振数の少なさは、光る。打撃フォーム改造中とのことで、焦らず 自分の打撃を
  成熟させてください。

6. 梶原は、昨春からブレークした河野のイメージに近い 好調ぶり。指の怪我を治した後も この感触の残像を
  キープしておいて欲しいところ。出塁するだけで、チームが盛り上がるので いいムードメーカーでもある。

7. 松浦は、多くの部門でチーム上位の成績を挙げている。
  並みの選手なら 大いに誉めるところだが、ベースの資質が高い上に、トレーニングで身につけることの難しい
  華のある選手なので、現状に満足せず さらに貪欲にもっと上のレベル・数字を目指してほしい。

8. 小山は、初めてレギュラーとして多くの試合に出場し、なかなか味のある攻撃をみせてくれた。
  遠藤と同じく、数字以上のダメージを相手に与えるタイプのバッターで こういった選手達は大事にすべきだろう。

9. 盛根は、大ホームランのインパクトが強い。器用なバッターなので、打率だけを上げろといえば、簡単に結果を
  残してくれるだろうが、こじんまりまとまる方向を見るべきではないだろう。かといって、ひっぱりの長打ばかりを
  狙うのでは、粗すぎるので、鳥栖球場だったか 右中間を抜いた二塁打、最終戦の西工大Gでの二塁打のような
  バッティングが出来る率を上げてくれると、長打と打率の折り合いとして いい感じの落としどころになるかもしれない。
   よく考えている選手なので、本人に任す。ピッチャーとしての素質開花も大いに期待している。

10. 河野と田中は、息長くチームのために貢献してくれ、本当にありがとう。
  和智、濱田、神内、高田も 忙しい中 リーグ戦や練習の応援に駆けつけてくれ、ありがとう。

11. 森本は、お大事に。快足が売り物だけに、くれぐれも無理をして 台なしにしないこと。
  体調の回復第一に!

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